TipKitの最新情報を日本語で

TipKitの最新情報

WWDC 2024で発表されたTipKitの最新情報について、日本語でまとめます。

TipKitの概要

TipKitは、アプリ内で新機能や未発見の機能をユーザーに知らせるためのフレームワークです。TipKitを使用すると、簡単にチップを作成し、その表示状態と履歴を自動的に管理できます。これにより、適切なタイミングで適切なユーザーにのみチップが表示されるようになります。

新機能とカスタマイズ

1. Tipグループ:

   • 複数のチップをグループ化し、特定の順序で一つずつ表示することができます。これにより、機能が理想的な順序で発見されるようになります。
   • 例として、バックカントリーハイキングアプリでコンパスの新機能を知らせるためのチップを作成し、順序を制御することができます。

2. カスタム識別子を使用した再利用可能なチップ:

   • カスタム識別子を使用して再利用可能なチップモデルを作成できます。これにより、同じチップが複数のデバイスで再表示されることが可能になります。

3. カスタムチップスタイル:

   • Tip view styleを使用して、チップのレイアウトやインタラクションをカスタマイズし、アプリのUIに合わせることができます。

4. CloudKitとの同期:

   • CloudKitを使用してTipKitのデータストアをデバイス間で同期できます。これにより、同じチップが複数のデバイスで再表示されることを防ぎます。
   • 例として、バックカントリーハイキングアプリでiCloudを使用してチップのステータスとルールを共有し、ユーザーが複数のデバイスで同じチップを何度も消す必要がないようにします。

具体的な実装例

• コンパス機能のチップ:
  • コンパスをタップして現在地を表示する機能と、コンパスを長押しして地図を北に回転させる機能についてのチップを作成し、TipKitのポップオーバービュー修飾子を使用して表示します。
  • チップの順序を制御するために、Tipグループを使用します。

参考セッション

• Customize feature discovery with TipKit (00:00:59)

このセッションでは、TipKitの新機能とそのカスタマイズ方法について詳しく説明されています。興味がある方はぜひご覧ください。